日本人の品格

日本人の品格
  • ISBN:9784584121498
  • 204p 18×11cm
  • ベストセラーズ (2007-07-25出版)
  • ベスト新書

渡部 昇一【著】

  • [新書 判] NDC分類:304 販売価:\780(税込) (本体価:\743)

神道、皇室、大和言葉、武士道、教育勅語…

こそ日本人の核!戦後の「敗戦利得者」の元凶を明らかにして今、品格を復活させる処方箋を提言する。

第1章 日本人の精神の核となってきたのは皇室と神道
(日本は世界で唯一のひとつの文明である;世界の八大文明の中の独立した文明 ほか)
第2章 日本の武士道精神が二十一世紀の世界を作った
(武士は一所懸命に一つの所に命がけで仕える;江戸時代の武士は「立派であること」が存在理由だった ほか)
第3章 日本人の美意識は大和言葉によって形作られた
(日本人の美意識を形作ったのは大和言葉;男女の恋愛の情が大和魂の根源に流れている ほか)
第4章 戦後の「敗戦利得者」たちが日本の品格を崩壊させた
(日本人はもともと高いモラルを持つ国民だった;
「戦前の日本は悪かった」の意識が戦後の出発点だった ほか)
第5章 日本人の品格を取り戻すための処方箋
(日本が二千年続く王朝であることに誇りを持つ;皇室は遺伝子学的にも男系であるべき ほか)

 「品格」という言葉は、昨年、藤原正彦氏が『国家の品格』という200万部のベストセラーをだして流行となりました。

 今年は『女性の品格』という本もベストセラーになっています。

 が、実は渡部先生こそ、この「品格」という言葉を再確認させてきたと思います。少し早かったようです。

 スマイルズの「自助論」を訳されていますし、スマイルズは、続編で品性、品格論まで論じています。

 「自助をする人にこそ、品格がそなわる」ということこそ日本人が明治時代に学び重要視していたことだと渡部先生は紹介していました。

 この本では世界でも希な日本文明の証明をつぎつぎに列挙しています。

日本人が日本人たるプライドをもてる由縁、エピソードが盛りだくさんです。

 そして、日本人の品格を失わせる事項や原因にもふれています。

 自然な競争原則の中で人は生活をしないと本能を使わなくなりダメになってしまう。

 その例を動物園で飼われたサルは子育てができないことがあるが、最近ではトラが子供を育てを放棄したニュースを挙げています。

 日本も動物園化現象がおこると人としての本能が弱りそれが原因で問題を起こすようになっているようです。過保護された不自然な状態が人をダメにしてしまうのです。

 どのエピソードをとっても納得の一冊です。

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