歴史の真実 日本の教訓―日本人になる十二章

歴史の真実 日本の教訓―日本人になる十二章
  • ISBN:4884747151
  • 268p 19cm(B6)
  • 致知出版社 (2005-06-01出版)

渡部 昇一【著】

  • [B6 判] NDC分類:304 販売価:\1,575(税込) (本体価:\1,500)

歴史の真実 日本の教訓―日本人になる十二章

日韓併合、戦時賠償、日米安保、竹島領有権問題、国旗・国歌、北朝鮮問題、中国の反日教育、在日外国人、対中ODA、正しい「歴史認識」でものごとを判断しよう。

  • 1、日韓併合―「創氏改名」とは何だったのか?
  • 2、少子高齢化―日本の年金・福祉制度はどうなる?
  • 3、戦時賠償―中国の遺棄化学兵器処理問題の禍根
  • 4、日米安保―政治家・岸信介に学ぶ
  • 5、竹島問題―日本人ならこれだけは知っておきたい基礎知識
  • 6、国旗・国歌―卒業式で国歌を歌わない公立学校の教員たち
  • 7、小泉訪朝―左翼勢力の評価で外交策の良し悪しがわかる
  • 8、国連分担金―世界はいま、こう動いている
  • 9、日米交渉決裂―誰が「ハル・ノート」を書いたのか?
  • 10、中国の反日教育―中国人の思考様式はこうなっている
  • 11、在日外国人―参政権とは日本固有の権利である
  • 12、対中ODA―中国の領土的野心を直視せよ

以上が本の目次等です。----------------------------------------------

☆この本からの引用紹介

渡部先生は、シカゴ大学教授のハイエク先生の来日したときの通訳を勤めたています。ハイエクは社会主義も共産主義のような人口システムはダメだと主張し続け、昭和49年にはノーベル経済学賞を受賞しました。そんなハイエク先生からの影響を語っています。

┏  引用開始 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

私は経済学を本格的に学んだことがない。それでいて、一人前の顔をして経済問題について発言したりする。その土台になっているのはハイエク先生の考え方なのである。ハイエク先生の考え方を土台にすると、経済であれ政治であれなんであれ、物事の理非が実によく見えるのだ。

┗━━引用終わり━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 この考え方は極めて重要なことだと思います。知識人として、すべてのジャンルに精通するには、とても時間を要します。しかし、これだと思われる人の本を選びその発言を追って思考する。結果、そのジャンルにおいて参考とするのはこの人の考え方だと決定できれば、その人やその本を「師」とし、人生の岐路や思考の選択時の迷いも減ると思います。

 あるジャンルで、大学で専攻した者とでも、その「師」と仰ぐ先生を間違わなければ、十分に意見を交わしあうことも可能だと思います。重要なのは、誰の路線の意見に自分が近いかを常に知ることだと思います。

☆ハイエクについて

渡部昇一先生は、経済問題と政治問題の基本の一人としてハイエク理論を重視しているのがよくわかります。

渡部先生はハイエクについてわかりやすく紹介している本を書いています。

「ハイエク―マルクス主義を殺した哲人」

ハイエク―マルクス主義を殺した哲人

ハイエクの代表作は

「隷従への道」―全体主義と自由

  • [原書名:THE ROAD TO SERFDOM〈Hayek, Friedrich A.〉 ]
  • ISBN:4488013031

です。

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